息づく内科医

関東地方の呼吸器内科医です。

COVID-19で肺血栓塞栓症の疑いとD-dimer

D-dimer in patients infected with COVID-19 and suspected pulmonary embolism

. 2020 May 13 : 106023.

 

COVID-19で肺血栓塞栓症のリスクファクターを分析することが目的である。

後ろ向きの観察研究を行った。COVID-19の重症感染で肺血栓塞栓症が疑われる患者を含めた。

D-dimerが高値で挿管が必要な患者は肺血栓塞栓症の高リスクだった。D-dimer高値は肺血栓塞栓症を測定3,6,9,12日後に発症するオッズ比が1.7, 2.0, 2.4, 2.4だった。

D-dimerが高値で挿管が必要な患者は肺血栓塞栓症の高リスクだった。

 

n=21ですが、既報と同じ結果のようです